松山―広島航路 外国人割引好評
急増する外国人観光客(インバウンド)を瀬戸内に呼び込もうと、松山―広島航路を運航する石崎汽船(愛媛県松山市)と瀬戸内海汽船(広島市)が実施している外国人向けの運賃割引サービスが好評だ。2014年11月の試験導入以来、16年3月末までに50カ国計約4800人が利用。17年3月末まで割引サービスを継続している。
割引サービスは、瀬戸内圏域の観光振興を目指し松山市や広島県の自治体、交通会社などでつくる「瀬戸内・松山ツーリズム推進会議」メンバーの両社がインバウンド誘致や滞在を促そうとスタート。当初は往復券を半額にし約5カ月で341人が利用したが片道の希望が多かったため、15年4月から片道券を約47%割引する形に変更した。
石崎汽船によると、15年4月~16年3月の外国人利用者は計4457人。米国が最多でフランス、中国、台湾と続く。